【はじめてのコード進行】~コードを始めて勉強する方に向けた3つのポイント~
ピアノを始めて、楽譜にアルファベットの記載があって、これは何だろうとおもったことはありませんか?
または直接コードって何だろう、知っていると何のメリットがあるのだろうと思われている方も多いと思います。
そこで、今回はコードについてポイントを3つまとめました。
1.そもそもコードとは
ピアノの練習を始めて楽譜を見たときに五線の上に「C」や「Am」などのアルファベットの記載がある場合があります。
これがコードです。意味は和音(2個以上の音符の集合体)を表しています。例えば「C」はド・ミ・ソで、「Am」はラ・ド・ミです。ちなみに「Am」はエー、マイナーと読みます。そして演奏する時は、右手でメロディーを弾き左手でコードをもとに伴奏を弾きます。そして、コードの順番をコード進行と呼んでいます。
2.コードを勉強するメリットと注意点
和音に名前(コード)がついているので、伴奏を覚えやすくなります。
また「F→G→C」有名なコードの組み合わせがあり、覚えておくと他の曲と同じコード進行の場合は、伴奏は覚えなくてすみます。
注意点としては、コードが発展しててきたのは音楽の歴史に比較して最近なため、クラシックの楽譜ではコード記号の記載がない場合が多いです。なので、クラシックを中心に演奏を取り組んでいこうと思っている方には覚えるメリットが少ないです。
3.覚えておくと便利なコード
コードは詳しく勉強しようとすると辞書のような分厚い本(いわゆる鈍器本)になるぐらい膨大な量になり、どこから手を付けていったら分からない人も多いと思います。そこでまずは、基本的なコードをまとめていました。
コードにはそれぞれルート音と呼ばれて、基準となる音があります。ルートは根っこという意味です。↓のコードでルート音をカッコ書きで記載しています。
まずは覚えておくべきコード ラから音符が一巡しています。
Am:ラ・ド・ミ (ラ)
B:シ・レ#・ファ# (シ)
C:ド・ミ・ソ (ド)
C7:シ♭・ミ・ソ (ド)
※Cコードの類似系 よく使われます。
Dm:ラ・レ・ファ (レ)
Em:シ・ミ・ソ (ミ)
F:ラ・ド・ファ (ファ)
G:シ・レ・ソ (ソ)
有名はコード進行
カノン進行
C→G→Am→Em→F→C→F→G
パッヘルベルという作曲家のカノンで用いらているコードです。JーPOPでもよく使われているコード進行です。コードの順番がド→シ→ラという風に並んでおり、聴いているととても落ち着く感じとなっています。