hikitukushiのブログ

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イカゲームの魅力とは?!

世界中で大ヒットを記録している、韓国発のドラマ「イカゲーム」についてまとめました。

出演:イ・ジョンジェ、パク・ヘス、ウィ・ハジュン

原作・制作:ファン・ドンヒョク

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イカゲーム



ブームの状況

イカゲーム」はネットフリックスで2021年9月17日に配信されると、わずか1カ月で1億1000万世帯以上の視聴を記録しました。

全9話からなるこのドラマは、思いがけず世界的なセンセーションを巻き起こすことになりました。「イカゲーム」は現在、Netflixアメリカ内の番組ランキングで1位になっており、視聴ランキングは約90カ国で1位など、史上最大のヒット作となっています。

ストリーミングサービスの歴史の中で最も視聴された番組の1つになろうとしています。

NetflixのCEOであるテッド・サランドスは、最近行われたビジネスカンファレンスで、「過去最大の番組になる可能性は非常に高い」と述べています。

 

タイトルの由来

イカに似た絵を地面に描く、韓国の昔ながらの遊びとのこと。

 

あらすじ

ヒットディストピア番組「イカゲーム」は、深刻な借金と経済的絶望に直面している456人が、韓国で3800万ドルの賞金を獲得するために、「だるまさんが転んだ」などいくつもの子ども向けのゲームを命がけで挑む物語です。勝てば天国、負ければ…即死。

登場人物も個性が際立っています。

主人公は40代のギャンブル中毒者、ソン・ギフンです。彼はギャンブル依存症で全財産をギャンブルにつぎ込み、娘に誕生日プレゼントや年老いた母親の医療費を払えなく困っていました。

そのほかにも日本でいう東大にあたるソウル大学の卒業生で、顧客の資金を不正に処理したとして指名手配されている逃亡者。弟の面倒を見ながら母親の脱北を手伝わなければならない脱北者の女性。上司に賃金の支払いを拒否された移民労働者。

そんな彼ら・彼女らは大富豪の娯楽としてひそかに開催されているプライベートイベント「イカゲーム」を知ります。3800万ドルの賞金を手にするためには、韓国の伝統的な子ども向けのゲームを6回勝ち抜かなければならない。失敗は死を意味する。そんな不条理な世の中を生きる彼らが起死回生をかけてゲームに挑みます。

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イカゲームの登場人物



 

なぜここまで人気が出たのか? (人気の理由)

ストーリー性が単純だが引き込まれる

デスゲームでは日本でも「カイジ」、「ライアーゲーム」、「バトルロワイアル」などがあります。またアメリカでも「SAW」、「ハンガーゲーム」、「CUBE」などがあります。

監督もインタビューでそれらの映画からインスピレーションを得たと答えています。

一方でゲームを分かりやすくするために「内容を誰もがすぐに理解できる子供の遊びに変えた」とも語っています。つまり、世界市場であるnetflixでバズるという目的を具体的にイメージしてイカゲームはアジア圏以外でも観られる工夫をしています。

ゲーム自体は単純な構成にして、一方でその暴力的なトーン、シニカルなプロット、そしてファンに人気のあるキャラクターの死をいとわないワクワク、ドキドキする展開を構成しています。また役者達の演技力もすごいです、これから死ぬ、死に行く者達というリアリティが感じられます。

 
共感性

「持つものと持たざるもの」という言葉があります。富裕層とそれ以外で格差が拡大していることを意味しますが、韓国、日本、アメリカを含め全世界でこの格差が大きな問題となっています。

貧富の差が拡大し、住宅価格が手の届く範囲を超えて上昇するにつれ、豊かな国でも成功を手に入れることが難しくなってきています。(ちなみに東京の新築マンションそうばは6,679万円・・)働いても給料が上がらず、生活は変わらない。職を失うことすらある。そんな激しい各社社会で生き残るために奮闘する姿とイカゲームに挑む姿とシンクロして共感を感じる人も多いはず。コロナ禍でますます格差が広がる中でみんなの心をつかんだのが「イカゲーム」なのです。